The Mitten

『 The Mitten : A Ukrainian Folktale 』
 邦訳は「てぶくろ」です。

ニッキーという少年がおばあさんに白い手袋を編んでもらいます。
おばあさんは、白は雪の上に落としたらわからなくなると、
別の色を勧めたのですが。
案の定、編んでもらったその日に、ニッキーは片方を雪の上に
落としてしまいます。
その手袋に、モグラ、ウサギ、ハリネズミ、フクロウ、アナグマ、
キツネが次々に入ってきて、手袋はふくらみ、中はギュウギュウ。
そして次に入ってきたのは...。
  
ウクライナ民話です。
(注:邦訳の「てぶくろ」(福音館書店)とは作家が違うようです。)

この本ではメインのお話が中央の枠の中で進行しているのですが、
その両脇に作ってあるミトン型の窓に、ニッキーの様子や次に
手袋の中に入ってくる動物が描かれていて、楽しいです。

最後のページの伸びきった手袋を見つめるおばあさんの
訝しげな表情もとてもおもしろいです。
  

総語数 590語。
文章があるのは 17ページで、1ページに 1-4行、平均 3行です。
ネイティブの4-8才向けとなっていますが、もっと小さくても
大丈夫です。

難しい単語は mole(モグラ)、hedgehog(ハリネズミ)、
badger(アナグマ)、whiskers(ネズミなどのヒゲ)
くらいでしょうか。

寒い日に読み聞かせするのにピッタリの本です。

(左がボードブック、右がハードカバーです)

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