Choo Choo: The Story of a Little Engine Who Ran Away

邦訳は「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」です。

Choo Choo という名の機関車は毎日たくさんの人や荷物を
引っ張って、村から街へ、街から村へと往復しています。
ある日 Choo Choo は、何も引っ張らずに自分だけで走ったら、
速く快適に走ることができて、みんなが自分に注目するだろうと
思いつきます。
次の日 Choo Choo は、機関士や車掌の目を盗んで走り出します。
速いスピードで畑を通って牛や馬を驚かせ、人々を驚かせ、
踏切で車達に追突事故を巻き起こし、街へやってきます。
街に入るころには自分でもコントロールができなくなっており、
線路に沿って猛スピードで街を通り抜け道に迷ってしまいます。
あたりは暗くなり、Choo Choo は長い間使われていない丘の上
の線路に入り、そこで止まってしまいます。
その頃、機関士達は Choo Choo の後を追いかけて、追いかけて、
やっとChoo Choo を見つけます。
見つけてもらってホッとした Choo Choo は、連れ戻されながら、
もう二度と自分だけで走りだしたりしないと約束するのでした。

" The Little House "(邦訳「小さいおうち」)と同じ作者です。
両者は絵本の構成や雰囲気がよく似ています。
スピーディーな展開が心地よく、男の子が喜びそうな絵本です。
自分だけで行動すると危険だよ と教える狙いがあるのかも?


総語数1300語。
英文があるのは34ページで、1ページに2行-20行、平均7行です。
対象年齢は明示されていませんが、Nativeの幼児-幼稚園向け
くらいでしょう。
難しい単語は
tender (蒸気機関車の後ろの燃料石炭や水を積んでいる車両)、
drawbridge (跳ね橋)、clamber (よじ登る)、steeple (教会
などの尖塔)、whiz (風を切って走る)、pile (積み重なる)、
barge (荷船)、freight (発音:fレイt、貨物)、tie (枕木)、
streamliner (流線型列車)、derrick (クレーンの一種)、nigh
(発音:ナィ、=almost)、jig (ジグ、イギリスのフォーク・ダンス)
くらいでしょうか。
語数が多いように見えますが、擬音語なども多く、それほど
難しくありません。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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