The Twelve Dancing Princesses

元々はグリム童話で、よく知られたお話のようです。
(私は知りませんでした)

村に住む青年農夫ピーターは、いつもお城やお姫様など、彼の日常
と違ったことを夢見ており、みんなから「夢想家」と笑われています。
ある日、ピーターが木陰で羊の声を聞いていると、目の前に
女王様のような女性が現れて 「お城に行きなさい。そこで他の人が
失敗したことをやってのければ、あなたはお姫様と結婚できるでしょう」
と言います。
お城には12人の美しいお姫様が住んでいますが、王様が夜、お姫様達の
寝室に鍵をかけているにもかかわらず、次の日の朝にはお姫様達の
ダンスシューズはボロボロになっているのです。
王様はこの謎をといた者はお姫様のひとりと結婚できると宣言します。
多くの求婚者がやってきますが、みんな謎解きに成功せず、消息不明に
なってしまいます。
ピーターはお城の庭師になって機会を伺います。
お姫様のうち、末っ子のエリスに恋をしますが、秘密を解き明かす
手掛かりがないままに時が過ぎて行きますが、ある日...。

ピーターが誠実で好青年であるところに共感できます。
また夜の秘密がとてもミステリアスに描かれています。

絵がとても素晴らしく、実をいうと絵につられて購入してしまいました。
文章はむずかしい単語がかなり多い印象です。
娘はひとりで読みきれず、私が読み聞かせしていますが、とても
楽しみに聞いています。


総語数 3800語。
英文があるのは21ページで、1ページに9-23行、平均15行です。
Nativeの2年生-4年生くらい向けです。

難しい単語は
lad (青年)、start (びっくりすること)、regal (威厳がある)、
suitor (求婚者)、bolt (~を施錠する)、dismay (動揺)、
complexion (顔色)、haughty (高慢な)、bewitch (~に魔法を
かける)、enchantment (魔法にかかること)、prophecy (お告げ)、
fortune-teller (占い師)、wizened (しわくちゃの)、croon
(感傷的に歌う)、divining (占いの)、claim (命を奪う)、tattered
(ボロボロの)、herald (使者)、proclaim (宣言する)、adjoining
(隣の)、bower (~を木の葉や枝で囲む)、canopied bed (天蓋
付きのベッド)、save for (~を除いて)、scurry (小走りで行く)、
single file (1列縦隊)、threshold (入り口)、beguiling (魅力的な)、
vaulted (円天井の)、hypnotic (催眠さいみん)、resound
(発音:リザァウnd、鳴り響く)、humiliated (屈辱を感じる)、
unwittingly(知らずに)、crumble (崩れ落ちる)、rejoice (祝う)
と、かなりたくさんあります。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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