The Fall of Freddie the Leaf

邦訳は『葉っぱのフレディ - いのちの旅』です) 


葉っぱのフレディは春に生まれ、成長していきます。
同じ木の葉っぱ達はお互いに似ていますが、みんな違っています。
その中のダニエルという葉っぱは物知りで、自分達が木の葉っぱで
あることや、自然界のことなど、いろいろなことを教えてくれます。
自分達の仕事のひとつが、影を作ることだということも。
フレディは自分の存在意義について考えます。 
秋になって、初霜を体験します。
木の葉達の色が変わり、その色も、みんな違っています。
ある日、フレディは葉っぱ達が風に吹かれて落ちて行くのを見ます。
そして「死」について考えます。
フレディは最初「死」を受け入れませんが、ダニエルから「死」は
避けられないことであり、その時がいつ来るかもわからないことを
教えてもらいます。
必ず死ぬのに、何のために生まれて来るのかについても。
そしてダニエルも静かに落ちて行きます。
フレディは一人だけ木に残りますが、初めて雪が降った次の夜明け
に静かに落ちて行きます。
落ちながら初めて木の全体を見て、その力強さに感動します。
地面の雪の上で深い眠りにつくフレディですが、それは次の春の
生命の営みへと続いていくのでした。
  
アメリカの著名な哲学者レオ・バスカーリア博士が子ども達に
向けて書いた唯一の絵本だそうです。
「生まれてくることの意味」、「死とは何か」「生命とは何か」
について考えさせる、とてもいい本だと思います。


総語数 1345語。
英文があるのは22ページ。1ページに2行-21行、平均11行です。
Native の全ての年齢層向けとなっています。
難しい単語は
extension (伸長部)、sprout (芽)、bask (日光に当たる)、
limb (大枝)、jostle (~を乱暴に押す)、hardly (ほとんど~ない)、
bark (木の皮)、dew (発音:ドュー、露)、drench (びしょぬれに
する)、blaze (炎)、cast (投げかける)、matter-of-factly
(冷静に)、stem (茎)、with determination (きっぱりと)、
lash back (反撃する)、bare (裸の)、reassure (~を安心させる)、
dusk (夕暮れ)、effortlessly (楽々と)、brittle (壊れやすい)、
dawn (夜明け)、firm (頑丈な)、clump (塊)
くらいでしょうか。


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