The Three Little Wolves and the Big Bad Pig

邦訳は『3びきのかわいいオオカミ』です。
皆さんご存知の『3匹の子ブタ』の逆バージョンです。

黒と灰色と白の3匹のオオカミは、母親から独立して、自分達の
家を建てようとします。
最初はカンガルーからもらったレンガで家を作りますが、悪い大きな
ブタに大ハンマーで壊されます。
次にビーバーからもらったコンクリートで家を作りますが、また悪い
大きなブタにドリルで壊されます。
今度はサイにもらった有刺鉄線や装甲材などを使って、最も安全な
家を作りますが、これもブタによって爆破されてしまいます。
途方にくれている3匹のオオカミの前に、たくさんの花を乗せた
手押し車を押したフラミンゴが現れ、3匹は、今度はこの花を使った
家を建てます。
くつろいでいるところに、またもブタが家を壊しに来ますが...。
  
ストーリーもなかなか楽しいですが、
"No, no, no! By the hair on our chinny-chin-chins!"
"Then I'll huff, and I'll puff, and I'll blow your house down!"
などの、お決まりのやり取りが、リズミカルで子どもうけします。
  

総語数 1300語。
文章があるのは 24ページで、1ページ2-17行、平均7.5行です。
Native の5-10才向けとなっています。
パロディーですから、元のお話を知っている子でないと、与えない
方がいいでしょう。
  
難しい単語は
cuddly (抱きしめたくなるような)、fluffy (フワフワした)、beware of
(~に気を付ける)、wheelbarrow (手押し車)、brick (レンガ)、
prowl (ぶらつく)、croquet (クロケット)、grunt (ブタが低くうなる)、
sledgehammer (大ハンマー)、crumble (粉々に崩れる)、
slurry (スラリー、懸濁液)、no sooner ~ than (~するや否や)、
battledore (羽根つき)、shuttlecock (〔バドミントンの〕羽根)、
pneumatic (発音:ニューマティック、圧縮空気を使った)、
determined (断固とした)、barbed wire (有刺鉄線)、armor
(装甲)、padlock (南京錠)、plexiglass (プレキシガラス)、
reinforce (補強する)、generous (気前のよい)、secure (安全な)、
hopscotch (けんけん遊び)、bolt (~を施錠する)、fuse (~に
起爆装置を付ける)、scorch (焦土化する)、marigold (マリー
ゴールド)、daffodil (ラッパスイセン)、ceiling (発音:スィーリンg、
天井)、daisy (ヒナギク)、water lily (スイレン)、buttercup
(キンポウゲ)、fragile (壊れやすい)、sway (揺れる)、 scent
(匂い)、fragrant (良い香りの)、tarantella (タランテラの曲)、
piggy in the middle (遊びの一種)、wolfberry (クコ)
くらいでしょうか。

アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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