Time Chronicles Stage 11+  The Enigma Plot

タイラーはコントロールルームで TimeWeb の中に黒い点を
見つけます。
悪党がどこかの時代で何かをしようとしているのです。
それは1941年の第二次世界大戦前のイギリスのようです。
ウィルマ、ナディム、キッパーがその時代の小学校に送り
込まれます。
彼らにタイラーから Enigma machine の情報が寄せられます。
ナチス・ドイツは Enigma machine を使って暗号で指令を
出しています。
指令を受け取る側にも Enigma machine があり、それを使うと
暗号が解読できる仕組みです。
イギリス側は Enigma machine のコピーを作り、日夜、暗号を
解読しているのですが、ナチス・ドイツはいつも Enigma
machine のセッティングを変えるため、解読は容易ではありません。
ウィルマたちの使命は、イギリスが探している Enigma machine
のセッティングが解説された冊子を、悪党の手に渡らないように
することです。
ウィルマたちが派遣された小学校には、ひとりぼっちで疎開し、
みんなからいじめられているピーターという男の子がいます。
彼らはピーターと遊びながら悪党を捜します。
ある日、彼らが遊んでいる時、氷のように冷ややかな女性に
出会います。
彼らはその女性が悪党だと狙いを定め、その女性の行動を
見張ります。
その女性は暗号解読所に雇われていますが、イギリスが
Enigma machine とそのセッティングが書かれた冊子を手に
入れたその夜、それらを持って、姿を消します。
見張っていたウィルマたちは、逃走する女性を追いつめますが...。

戦時下に疎開した子どもの様子が描かれており、戦争や平和に
ついて考えさせられます。
  

総語数 2613語。
文章があるのは 34ページで、1ページ6-20行、平均11行です。
短いですが、6章構成になっています。
  
難しい単語は
chronicle (物語)、vault (地下にあるアーチ形の部屋)、
disguise (偽装する)、mission (任務)、enigma (謎)、
decode (解読する)、crack (解読する)、code (記号)、
shudder (身震いする)、gulp (ゴクリと飲み込む)、
be up to (たくらんでいる)、disinfectant (消毒剤)、
lag behind (後れを取る)、evacuee (避難者)、nit
(シラミの幼虫)、lice (シラミ)、flea (ノミ)、clear off
(消え失せる)、bully (いじめっ子)、evacuate (避難する)、
crackle (パチパチ音を立てる)、intercept (〜を傍受する)、
decipher (発音:ディサィファー、解読する)、hush-hush
(秘密の)、grimly (残忍に)、punt (ボールを地面に置かずに
キックすること)、scramble (わからないように変える)、
unscramble (元の状態に戻す)、zap (負かす)、rambling
(むやみに広い)、archway (アーチ道)、gable (切妻)、
hang on (待つ)、take aim (照準を合わせる)、smack
(強く打つ)、stutter (つっかえながら言う)、beam
(顔を輝かせる)、gulp (ゴクリと飲む)、chink (隙間)、
cardboard (ボール紙)、unravel (つぶす)、stumble
(よろめく)、foil (失敗させる)、raid (襲撃)
と少し多めです。

冒頭と巻末には Enigma machine と、第二次大戦下のイギリス
のお話も載っています。


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