Time Chronicles Stage 11+  The Thief Who Stole Nothing

時の戦士となったみんなのいる空間 Time Vault の図書館で、
ニーナは車椅子の少年タイラーの蔵書整理の手伝いをしています。
そこでタイラーが偶然に手にした本の中の文字が消えようとして
います。
二人は TimeWeb で、8世紀のバグダッドで事件が起ころうと
しているのを見つけ、ニーナが一人で、当時のバグダッドに行く
ことになります。
ニーナはたくさんの本をラクダで House of Wisdom という
図書館に運ぼうとしている子を見つけ、その荷物の中に隠れます。
図書館の中に入ったニーナは、遠方から、巻物として「0」の
概念が学者にもたらされる場面に出会います。
ですが、その巻物は悪党の手に渡ってしまいます。
ニーナは悪党を追いかけ、Zaptrap で捕まえることに成功
します。  
  
とても大事な「0」の概念がもたらされ、数学などが発展して
いく基礎ができた時代ですが、当時のバグダッドの繁栄の様子に
驚かされます。

なお、Time Chronicles は以前にご紹介した Stage 10 の6冊と、
今回ご紹介している Stage 11 の6冊が発売されていますが、
これ以降も続編がありそうですね。


総語数 2616語。
文章があるのは 36ページで、1ページ6-20行、平均11行です。
短いですが、8章構成になっています。
  
難しい単語は
chronicle (物語)、vault (地下にあるアーチ形の部屋)、
disguise (偽装する)、mission (任務)、grin (ニヤッと笑う)、
ancient (古代の)、battered (ボロボロの)、shudder
(身震いする)、frown (発音:fラゥn、顔をしかめる)、
mutter (つぶやく)、bruise (変色)、flick (ひょいと動かす)、
soar (舞い上がる)、grating (格子)、stall (露店)、sway
(ふらつく)、scholar (学者)、crouch (発音:kラゥチ、
かがむ)、precious (貴重な)、sneer (あざ笑う)、cramp
(かすがいで留める)、stuffy (風通しの悪い)、vast (広大な)、
sheaf (束)、flinch (ギクリとする)、groan (発音:gロゥn、
きしむ)、squat (かがむ)、nought (発音:ノーt、ゼロ)、
ooze (にじみ出る)、snarl (どなる)、wade (切り抜ける)、
corkscrew (らせん状に進む)、one's number is up
(絶体絶命だ)、reckon (~であると考える)
と少し多めです。

冒頭と巻末には8世紀のバグダッドと、文化や科学の発展のお話も
載っています。

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