Raven

ネイティブアメリカンの神話からのお話です。
コルデコット賞受賞作品です。


昔、世界は真っ暗でした。
カラスが光を探して飛び立ちました。
天空のお城に着くと、天空の司の娘が水を汲みに現れました。
カラスは姿を松葉に変えて飲み水に浮かび、娘に飲み込まれ
ました。
やがて娘は男の子を生みます。
男の子はカラスが姿を変え、再び生まれたものでした。
男の子は遊ぶ振りをして光を探し、部屋の隅の光る箱を
見つけます。
男の子は泣いて中の光る玉を欲しがります。
天空の司はその玉を男の子にあげるように言います。
玉を手にした男の子は、元のカラスに戻り、玉をくわえて
飛び去り、空に放ちます。
それ以来、太陽は世界を照らし、人々はお礼にカラスに
餌をあげるようになったのです。
  
カラスはとてもカラフルに描かれています。
玉がなくなった天空のお城はいったいどうなったの? と、
ちょっと心配ですが...。


総語数 591語。
英文があるのは24ページ。1ページに2-7行、平均2.5行です。
Nativeの4-8才向けとなっています。
難しい単語は
raven (発音:レィvn、カラス)、trickster (詐欺師)、
perch (止まる)、emerge (現れる)、knelt (kneelの過去形、
ひざまずく)、woven (weaveの過去分詞形、織って作った)、
carve (彫る)、lid (蓋)、pluck (引っ張る)、beak (くちばし)
くらいでしょうか。
  
*アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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