Chanticleer and the fox

少しレトロな感じのする絵本です。
コルデコット賞受賞作品です。

未亡人と二人の女の子が住む家には、3頭の雌豚、3頭の雌牛、
羊がいます。
貧しいながらも、健全に暮らしています。
庭には立派なChanticleerという名の雄鶏と、7羽の雌鶏が
います。
雄鶏はとても良い声で鳴き、鳴く時間も正確でした。
ある日、雄鶏は獣に追われる夢を見てうめきますが、雌鶏に
たしなめられます。
その日、キツネがやって来て、雄鶏をおだて、目をつぶって
高らかに鳴く声を聞かせてほしいと言います。
雄鶏がそうすると、キツネは雄鶏を襲い、雄鶏を口にくわえて
森の中へ連れて行きます。
雌鶏はみんな悲鳴を上げ、それに気付いた家族や他の動物たちも
森へ向かいます。
近くにいたアヒルやガチョウ達、ミツバチも大騒ぎです。
雄鶏はキツネに言葉巧みに声を発することを促し、キツネが
声を出した瞬間に、木の上に逃げます。
キツネは悔みますが、後の祭り。
追いかけて来た家族や動物たちは雄鶏を連れて家に帰ります。

なかなか賢い、堂々とした雄鶏です。
多色刷りの版画で、中世の農家風の絵柄が素敵です。 

総語数 1391語。
英文があるのは21ページ。1ページに2-18行、平均7.5行です。
Nativeの4-8才向けとなっています。
難しい単語は
chanticleer (おんどり)、widow (未亡人)、get on in years
(年を取る)、grove (林)、sow (発音:サゥ、雌豚)、sooty
(すすを出す)、scanty (乏しい)、as it were (言わば)、
dairywoman (酪農場家)、crow (鳴く)、comb (発音:
コゥm、とさか)、coral (サンゴ)、turret (そびえる)、azure
(発音:アジュr、青色)、burnish (艶出しする)、exceedingly
(非常に)、debonair (礼儀正しい)、companionable (付き合い
やすい)、dawn (夜明け)、perch (止まり木)、groan (うめく)、
moan (うめく)、ail (苦しめる)、roam (うろつく)、hound
(猟犬)、tip (傾く)、snout (鼻)、Shame on you!(この恥
知らず!)、coward (臆病者)、learned (発音:ラーニッd、
教養ある)、rafter (屋根の垂木)、regal (堂々とした)、barely
(ほとんど〜ない)、cast up (上に向ける)、gaiety (陽気)、
sorrowful (痛ましい)、sly (ずる賢い)、wickedness (邪悪)、
hedge (生け垣)、lordly (堂々と)、courteous (礼儀正しい)、
heed (注意)、woeful (悲痛な)、Woe is me!(ああ、
なんてことだ!)、hog (ブタ)、swarm (大群が移動する)、
peasant (発音:ペザnt、田舎者)、in faith (本当に)、nimbly
(素早く)、nay (いや)、flattery (お世辞)、prosper (栄える)、
prattle (おしゃべり)、slunk (slinkの過去形、逃げる)、
flock (群れ)
と、結構たくさんです。  

*アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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