Time Chronicles Stage 12+ The Cauldron of Darkness

ビフ、チップ、キッパー、ウィルマ、ウィルフ、ニーナ、
ナディムと車椅子のタイラーは最後の時の番人である
モートロックさんのもと、時の戦士となって、歴史を
破壊しようとする悪党(暗黒のエネルギー)達と戦おうと
しています。
Stage 10+ の6冊は、その戦いのコントローラとなる
TimeWeb を復元するお話でした。
Stage 11+ の6冊は、TimeWeb を用いて悪党が現れる
時代に行き、悪党と戦いました。
Stage 12+ の6冊でも、悪党達とのさらなる戦いが展開
されています。


第6冊はこれまでとは少し違った展開です。
これまでの数々の事件で捕えた悪党達のエネルギーは、
時の番人のラボのガラスの壺の中に溜められています。
その中で、悪党達のエネルギーは子ども達について学習し、
子ども達を抹殺しようと動き始めます。
タイラーがタイムウェブの上に今回見つけた淡い黒い点は、
1792年の西インド諸島です。
ウィルマとウィルフがそこのさとうきびプランテーションに送り
込まれます。
そこではアフリカから奴隷として連れてこられた黒人たちが
働いています。
大人も子供も長時間の重労働をしています。
海の沖ではイギリスのフリゲート艦が海賊船を退治しています。
海賊のひとりがプランテーション内に入って来て、傷の手当てと
食べ物を要求します。それを追ってきたイギリスの士官候補生は、
反対に海賊に捕えられてしまいます。
海賊を悪党が化けたものだと思ったウィルマは、ザップトラップと
いう罠を投げて海賊を捕えようとしますが、うまく作動しません。
海賊に銃を向けたイギリス軍の水平を悪党が化けたものだと
思ったウィルフは、こちらにザップトラップを投げますが、これまた
うまく作動しません。
海賊は逃げましたが、士官候補生は無事でした。
プランテーション内にお産の手伝いに来た女が、赤ちゃんを
取り上げたのを見たウィルマは、それが悪党だと気付きますが、
もう罠はありません。
そこにタイラーが現れ、罠を投げ、悪党を捕えます。
タイラーは殺される士官候補生が自分の父親だと思い、来た
のでした。
父親には会えませんでしたが、ウィルフとウィルマの祖先である
赤ちゃんを救うことができました。


総語数 4098語。
文章があるのは 45ページで、1ページ8-21行、平均13行です。
短いですが、7章構成になっています。
  
難しい単語は
cauldron (大釜)、at one with (~と一体になって)、thwart
(妨げる)、quest (探求)、vigilant (用心深い)、allow for
(~を考慮に入れる)、vat (タンク)、spat (spitの過去、
シュッと音を立てる)、emit (放射する)、destabilize
(~を不安定にする)、eliminate (抹殺する)、duvet (羽毛布団)、
trainer (運動靴)、resilient (快活な)、falter (くじける)、
intelligence (知能)、put it better (もっとよく言う)、wary
(用心深い)、peer (じっと見る)、faint (かすかな)、portal (扉)、
salute (挨拶)、dread (不安)、scratchy (チクチクする)、
coarse (粗い)、fringe with (~で縁取る)、lurch (急に傾く)、
flinch (たじろぐ)、work out (解明する)、splinter (裂ける)、
race over (駆け寄る)、live rough (苦しい生活をする)、
midshipman (士官候補生)、musket (マスケット銃)、HMS
(=His Majesty's ship)、plunder(~を略奪する)、vessel (船)、
toil (苦しい仕事)、moan (うめき声)、deliver (出産する)、
put up a fight (戦う)、frigate (フリゲート艦)、clamp (締める)、
pushing (息み)、cramp (~を束縛する)、hurl (投げ付ける)、
curse (ちくしょう)、fury (激怒)、reptile (爬虫類)、smother
(窒息させる)、swirl (渦)、tentacle (触手)、evaporate (蒸発する)、
in the nick of time (間一髪で)、gurgle (のどを鳴らす)、
barrel (銃身)、foil (失敗させる)、impede (妨げる)、enslave
(奴隷にする)、profitable (もうかる)、weed (雑草を取る)
と結構多めです。

今回は歴史上の大事件ではなく、奴隷制度を取り上げています。
劣悪な環境の中で労働を強いられた状況が紹介されており、
いろいろ考えさせられます。

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