My Father's Dragon (part 3)

邦題は『エルマーのぼうけん』です。
レベルはNativeの7才以上、2年生以上となっています。
少し長いし難しい単語も多いので、10章(7385語)を3回に分けて
ご紹介しています。
 *第1-4章はこちら
 *第5-7章はこちらをクリックしてください。

 第8章: 
エルマーはまた、イノシシ達が侵入者がいると言っているのを
聞きます。
そして、彼らがリボンを付けたライオンを見ないうちに急ごう
とします。
エルマーはライオンのお母さんを見かけますが、それは川を渡す
役の竜が、ライオンのお母さんを連れてきて、川のこちら側に
いることを意味しています。
道しるべを見たエルマーは、Dragon Ferry と書いてある方向へ
向かいます。
やっと川岸に出ますが、そこにはもう竜の姿は見えません。
ヤシの木の下に座りこむと、大きなゴリラが出てきて、エルマー
の腕をねじり上げようとします。
今にもねじられそうになった時、ゴリラは急に手を離します。
胸にノミがいて、痒さにたえられなかったのです。
ゴリラが呼ぶと6匹の子ザルが出てきて、ゴリラの胸のノミを
取ろうとします。
そこにエルマーがナップサックから6個の虫眼鏡を取りだし、
子ザルたちに1本ずつ与えます。
ノミの姿が見えるようになった子ザルたちは、喜んでノミ取りに
専念し、エルマーのことを忘れてしまいます。

全7ページ。1ページに5-19行、平均12.5行です。
 難しい単語
banyan (バニヤン)、to beat the band (激しく)、
Horsefeathers! (くだらない!)、get to the bottom of
(真相を探る)、duck ((身)をかがめる)、dignified
(堂々とした)、blast (ちくしょう)、tumble out (転がり出る)、
miraculous (奇跡の)、frantically (狂喜して)、clump (茂み)、
squeeze (無理に入る)、clearing (空き地)、trespass
(不法侵入する)、contradict (〜に反論する)、scarce (乏しい)、
growl (うなる)


 第9章:
エルマーは川岸にロープが巻かれた高い柱を見つけます。
ロープの一方の端はクランクに巻かれており、そのクランクには
「竜を呼ぶ時はクランクを強く引く。上手く作動しない時は
 ゴリラに通報を」
と書かれています。
このロープのもう一方の端は竜の首に巻かれているはずです。
大きな声で竜を呼べば、ジャングルの他の動物たちに知られて
しまうので、エルマーは黙ってその柱に登ろうとしていると、
ワニに声をかけられます。
ワニは甘いものを欲しがって、エルマーに川に入るよう勧めます。
エルマーは断って、ナップサックからペロペロキャンディーを
出します。
喜んだワニたちは、1匹、また1匹と、エルマーがしっぽの先に
つけていくペロペロキャンディーをなめ始め、17匹のワニで、
向こう岸までの橋ができます。
  
全5ページ。1ページに5-19行、平均15行です。
 難しい単語
crank (クランク)、summon (呼び出す)、yank (グイッと
引っ張る)、hand over hand (両手でたぐって)、dusk
(たそがれ)、craving (切望)


 第10章:
エルマーがあと2つのペロペロキャンディーをワニのしっぽに
結べば向こう岸に渡れるという時、イノシシたちに先導された
トラ、ライオン、サイ、ゴリラ、サルたちが、みんな激怒して
追ってくる声が聞こえます。
川を渡り終えたエルマーは首にロープをつけた竜に会います。
エルマーは持って来たナイフで、竜の首のロープを切ろうとします。
その間に動物たちは、ワニの橋を渡って近づいてきます。
ロープがなかなか切れずに焦っていると、動物たちの叫び声が
大きくなります。
もう川のこちら側に着いて迫って来たと思ったら、ペロペロ
キャンディーを食べ終えたワニが向きを変え、そのワニのしっぽ
についたキャンディーを舐めているその次のワニも...と、次々に
ワニが動きだします。
ようやくロープを切ることに成功したエルマーは、竜の背中に
乗って宙に舞い上がり、川で騒いでいる動物たちやワニたち
を見下ろしながら、Wild Island を後にしたのでした。
  
全6ページ。1ページに7-19行、平均14行です。
 難しい単語
rage (怒る)、seethe (腹の虫が収まらない)、rant (怒鳴り
散らす)、screech (甲高い声を上げる)、irate (激怒した)、
stampede (押し寄せる)、steady (落ち着いて)、saw
(のこぎりで切る)、ride down (下に降りる)、train (長い行列)、
race around (走り回る)、somersault (とんぼ返り)、
sore (舞い上がる)、bellow (大声で鳴く)、feast (ごちそう)


3回にわたってのお話はいかがでしたでしょうか?
エルマーの知恵に脱帽し、最後にはドキドキ・ハラハラさせられ...、
この物語が半世紀たっても子どもたちに愛され続ける理由が
よくわかります。
本には島の地図もあり、エルマーがどこで何をしたかが、
わかるようになっています。


(ペーパーバック)
(アメリカのアマゾンでは、中身が少し見られます)

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